AliExpress 紛争のあと返金0円にならない、返品・返送の簡単なやり方を解説

AliExpress 紛争のあと返金0円にならない、返品・返送の簡単なやり方を解説

AliExpressで約2500回、トータル約1000万円の買い物をしてきたAli兄さんです。

 

今回は、返品のやり方を解説したいと思います。

様々な理由で返品するとは思いますが、AliExpressは基本的に、返送料金は購入者が負担です。

日本人の感覚からすると信じられませんが、とりあえず、返品のやり方を順を追って説明していきますね。

 

サマーセール

国際郵便の料金

国際郵便の料金表

国際郵便の料金表

 

郵便局に置いてあるパンフレットがあったのでスキャンして掲載しておきますが、EMSなどは下記の日本郵政のHPからご覧ください。

日本郵政の国際郵便料金(PDF)

 

返品したい商品の総重量を量って、国際郵便の料金表と照らし合わせ、購入金額から返送料金をマイナスしても返品する価値があるかどうか考えてください。

 

AliExpressの返品・返送のルール

 

・ 基本的に、返送料金は購入者が負担する。

・ 追跡番号ありの発送方法で返送する。

AliExpressから『返品&返金』の判定がされて、10日以内に返送する。(できれば1週間以内)

 

AliExpressヘルプセンター(返品に関して)

マニュアルのリンクを貼っておきますが、簡素化されて書かれてあるのでわかりにくいと思います…。

 

※ 実はここ最近、『返品無料』の商品が出てきてます。ヨーロッパの方ではすでに行われていたんですが、ようやく日本にも少しずつ良識あるルールが適用になってきています。

AliExpressヘルプセンター(返品無料に関して)

 

例えば、こちらの商品は、配送種別の下に、【サービス】返品無料と書かれてます。

今後、購入する際には、この返品無料の表示があるか要チェックですね。

 

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返品・返送の手順

先にも述べた通り、返送料金は購入者が負担します。

返品したい商品の総重量を量って、国際郵便の料金表と照らし合わせ、購入金額から返送料金をマイナスしても返品する価値があるかどうか考えてください。

返送料金は購入者が負担する事に問題がない方は、手順通りにお進み下さい。

 

セラーにDispute(紛争)して『返品&返金』したい意思を伝える

まずは、セラーにDispute(紛争)する意思を伝えましょう。

セラーはDisputeを嫌うので、うだうだ言い訳じみた事をのらりくらり言ってくるかと思います。

しかし、返品する意思が固まっているなら相手にせず、『返品&返金』の意思を伝えてから、Disputeしましょう。

 

Dispute(紛争)をする

1,『払い戻しと返品商品』を選択

2,紛争原因を選択

3,払い戻し金額を入力(基本的に満額)

4,払い戻しを希望する理由を英語で入力

5,証拠写真をアップロードする

 

dispute(紛争)の申請画面

dispute(紛争)の申請画面

入力完了したら、提出をクリックし、セラーの受理 or 拒否 ➡ AliExpressの判定を待ちましょう。

 

紛争原因の選択は、ご自身の状況にあったものを選択して下さい。

 

dispute(紛争)の申請画面 紛争理由の選択

 

購入した商品は、パルスオキシメーターにしては珍しい可愛いデザインで、セール中で安かったんです。

でも、デザインを間違って発送されて、ちょっと買いすぎたのもあり、返品して返金してもらおうとDispute(紛争)しました。

 

AliExpressの判定を確認する

Dispute(紛争)をした注文の詳細画面から、処理中の紛争をクリック。

 

dispute(紛争)の結果画面

『提案された解決案』が最終結果です。

今回で言えば、『返品&返金 JPY ¥5,652となっているので、商品を返品したら5,652円返金される、という事です。

 

dispute(紛争)の結果画面

青字で書かれたAliExpressの判定詳細を確認しましょう。

AliExpressの判定詳細ですが、英語なのでスルーしがちですが、翻訳アプリなどを使って確かめて下さい。

『10日以内に返送し、追跡番号をお知らせ下さい』と重要なことが書かれてあります。

 

AliExpressの判定詳細

dispute(紛争)のAliExpressの判定

この度はAliExpressにご連絡いただきありがとうございます。ご注文いただいた注文番号*******にご満足いただけなかったとのことで、大変申し訳ございません。

注文時の問題点 AEからの判定 無効な理由
説明通りのスタイルではない 有効
最終的な解決 返品 全額返金 5652円 ( 返品送料は購入者負担 )

今回のご注文では、商品を返品していただき、全額を返金させていただくことをお勧めします。その際、10日以内に<http://trade.aliexpress.com/←ご自身紛争ページ>にログインして追跡番号をお知らせください。

返品期限までにご連絡をいただけない場合、代金は販売者に返金されます。

お客様のご理解とご協力をお願いいたします。

よろしくお願いいたします。
AliExpressケースマネージメントチーム

 

※ 10日以内に返品しなければ、返金は0円で取引が終了します。しかし、返品しなかったからといって、AliExpressからペナルティが課せられるような事はありません。

 

 

返品先の情報をスクショしておく

AliExpressの判定で『返品&返金』となると、紛争詳細画面を下にスクロールすると、返品先の情報が表示されます。

いわゆる、セラーの住所ですね。

後で、日本郵政のラベル作成で必要な情報なので、スクショしておきましょう。

 

dispute(紛争)後の返品先の画面

 

返品する商品を梱包する

Dispute(紛争)の処理が終わったら、次に商品を返送する準備をしましょう。

 

返送料金は購入者が負担です。

返送する際は、無駄に送料がかからないように、なるべくコンパクトに、総重量に気をつけて下さい。

総重量が100g変わるだけで数百円も差が生じます。

到着した際に薄いビニール袋で梱包されていたなら、それを再利用し、同じビニール袋で返送してOKです。

 

プチプチとかしなくて大丈夫かなぁ?

プチプチに包むぐらいなら重量もかからないので、最大限の善意としてありでしょう。

しかし、基本的には、あなたに届いた時の梱包と同じで大丈夫です。

AliExpressのマニュアルにも、【元のパッケージで梱包してください】となっているぐらいです。

 

 

日本郵政のHPから国際郵便のラベルを作成する

スマホ or PC どちらからでもラベル作成は可能ですが、今回はスマホ操作で解説します。

スマホ操作だと、郵便局にある『ゆうプリタッチ』にQRコードをかざして、簡単にプリントアウトしてくれます。

郵便局に持ち込んだ際に、何かミスが見つかったら、スマホでラベル作成しておくとその場で修正もできて大変便利です。

 

日本郵政のHP(国際郵便>ラベルの作成)

👆こちらへアクセスし、一通り概要に目を通して下さい。

 

日本郵政 国際郵便のラベル作成画面

日本郵政 国際郵便のラベル作成画面

 

国際郵便マイページサービスからラベルを作成する をクリックし次に進みます。

国際郵便マイページには会員登録しておきましょう。

ログインして進みます。

 

国際郵便マイページログイン画面

ご依頼主(自分)の情報の入力

会員登録しておくと一括表示されるので楽です。

 

国際郵便マイページ 依頼主情報入力

お届先(セラー)情報の入力

AliExpressの紛争詳細の画面でスクショした情報を入力します。

 

国際郵便マイページ お届け先情報の入力

発送種別と内容品を選択

EMSと国際小包は高額なので、eパケットで十分です。

返送料金を鑑みて、小型包装物で返送しようと思いましたが、今回は多くの方の参考になるように、eパケットで発送しました。

※ eパケットライト(追跡あり)はコロナの影響で、現在は受付不可です。

 

小型包装物は無記録郵便なので、一応、Uから始まる追跡番号はあります。

しかし、日本郵政のアナウンスでは小型包装物は追跡不可という扱いです。

Uから始まる無記録郵便の追跡番号で返品される場合は、AliExpressがどう判断するか分からないので自己責任で行って下さい。

 

国際郵便マイページ 発送種別と内容品

内容品種別は、『返送品』を選択します。

 

国際郵便マイページ 発送種別と内容品

内容品の詳細を入力

商品名は英語で、原産国もCHINAにしておいて問題ないです。

 

国際郵便マイページ 内容品の詳細

発送予定日、総重量、インボイス情報を入力

インボイスは、返送品の場合は『無償』を選択します。

 

国際郵便マイページ 発送関連情報入力

登録内容の確認

※ 返送先の情報は必ず再確認して下さい。

 

国際郵便マイページ 登録内容の確認

国際郵便マイページ 登録内容の確認

『ゆうプリタッチ』用の二次元コードを表示するためのURLを、登録したメアドへ送信します。

 

国際郵便マイページ 二次元コード表示のURLをメール送信

国際郵便マイページ メール送信完了画面

送信されたメールを確認

送信されたメールに記載のURLをクリックし、二次元コード(QRコード)を表示させましょう。

以下のように表示されたら、OKです。

郵便局へ向かいましょう。

 

返送用QRコードの表示画面

 

郵便局に行きラベルを発行し、窓口に出す

ラベル作成でQRコードが表示されたら、郵便局のゆうプリタッチでラベルを発行し、発送しましょう。

ゆうプリタッチは、メルカリやラクマで匿名配送する際に使ったことがある方も多いと思います。

 

スマホに表示されたQRコードをゆうプリタッチにかざし、宛先ラベルを発行しましょう。

 

ゆうプリタッチでQRコードから宛先ラベルを発行する

宛先ラベルは4枚綴りで発行されます。

切り離さず、返送の商品と一緒に窓口に渡しましょう

 

ゆうプリタッチで発行された宛先ラベル

口頭で中身の確認、国際郵便の申告書のサインを求められます。

 

返送する中身に、バッテリー類電池アルコール成分を含む物などがあると受け付けてくれません。

虚偽申告すると、窓口を通過しても空港で開封検査され、突っ返される場合があります。

 

国際郵便の申告書

 

窓口で発送できたら、控えを受け取り、AliExpressの紛争詳細ページで返品情報を入力しましょう。

 

AliExpressの紛争詳細ページで返品情報を入力する

返送は無事終わったので、あとは、AliExpressに返品した情報を入力すれば終了です。

 

返送後、紛争詳細ページから返品をタップして、返品情報の入力

返送の手順が英語で書かれてありますが、スルーして問題ないです。

 

キャリア=JAPAN POST

追跡番号=控えに記載のお問い合わせ番号の事です。(末尾がJPの数字)

バッテリー=無し

を入力後、最下部の提出するをタップし、OKです。

 

返送先住所の表示

返送後、紛争詳細ページから返品をタップして、返品情報の入力

提出するをタップ

返送処理を正常に終了すると、ステータスが、『売り手の受け入れ確認を待つ』に変わります。

また、返送情報(追跡番号)が表示されます。

 

返送処理後、紛争詳細の内容が変わる

返送処理後、紛争詳細の内容に返送の情報が表示される

 

このように、紛争詳細ページが返送を受け付けた状態を確認できたら全て終了です。

お疲れさまでした。

 

返品後の返金はいつ?

異議申し立てのある場合:販売者は、追跡情報がシステムに送信されてから30日以内に受領を確認し、その後、払い戻しはアカウントに返金されます(3〜20営業日以内)。商品が売り手に配達されない場合、AliExpressの紛争チームが再び介入しますので、返品プロセスの更新に注意してください。

AliExpressヘルプセンター

 

AliExpressのマニュアルでは、上記のようになっています。

返品された商品をセラーが受領し、その後、20日以内に支払ったカードに返金という流れです。

 

SHEIN

【 まとめ 】

📌 基本的に、返送料金は購入者が負担する。

📌 『返品無料』の商品もあるが、対応しているショップは少ない。

📌 商品到着時の梱包と同じような梱包でOK。到着時の梱包資材を再利用して返送でOK。

📌 購入金額と返送料金のバランスを考慮し、返送するか否かを決め、Dispute(紛争)する。

📌 返送は決定後、10日以内(できれば1週間以内)に処理する。

📌 スマホを使い、日本郵政のHPにアクセスし、宛先ラベルを作成し、ゆうプリタッチでラベルを発行するのが楽。

 

いかがでしたか?

Dispute(紛争)して、『返品&返金』の判定となり、めんどくさくなって放置してた…なんて方は多いと思います。

購入した商品の金額によっては、返品した方が返送料金が高くついて、まったくもって意味がわからない状況になることもしばしば…。

仮に返品しなくても、AliExpressからペナルティを課せられるわけではないですが、当然、返金は0円でフィニッシュになります。

AliExpressも少しずつブラッシュアップされてはいるので、早く『返品無料』の商品が増えたらいいですね。

 

 

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