AliExpressで約2500回、トータル約1000万円の買い物をしてきたAli兄さんです。
商品を購入して、ただ到着を待つだけではちゃんと届くか不安ですよね?
商品を購入後、いくつか見るべきチェックポイントと、やるべきことがあります。
もちろん、それをせずにただ待つだけでも支障はありませんが、知らずに待つのと、知って待つのとでは心的ストレスが違いますし、トラブル回避にも役立ちます。
そこで、今回は実際に”スマホの保護フィルム”を例に、検証してみたいと思います。
注文が正常に行われたか確認する
マイアカウントから注文ページに移行し、購入した商品を確認しましょう。
注文がされていない状態
自分は支払いをしたつもりでも、決済エラーや支払い後にキャンセルした場合は、上記のような表示になっています。
注文後には必ず、確認しましょう。
セラー(販売者)の承認待ち
注文後に、上記の承認待ち画面になっていれば正常に注文がされています。
なぜこのような承認待ち期間があるのか
基本的には、在庫確認する為の時間、発送準備の為の時間としてこのような期間があります。
AliExpressでは無在庫販売が主流なので、セラーは商品を手元に持っていないことが大半です。
日本人からしたら違和感がありますが、あちらの人達は、注文が入ってから市場へ仕入れに行くのが通例ですし、ドロップシッピングの場合もしかりです。
セラーは商品が売れなくても、在庫を抱えていないので気楽なもんですね。
ただし、セラーによっては反応が早く、すぐに承認する場合もあります。
承認後にキャンセルするのは、セラーとのやり取り(英語で)、運営側へ問い合わせ(英語で)と非常に厄介です。
そして、明らかにこちら都合のキャンセルになるので、当然一歩づつアカウント停止のレールに乗ることになります…。
私自身、承認後のキャンセル手続きはやったことはないですが、キャンセルできないって事はないと思います。その辺は、買い手側に寄り添った運営であるのは確かです。
① 処理時間を延長します
セラーが期限内に発送をしない場合、もしくは、こちら都合でセラーが発送できない場合に延長します。
普通に買い物をする中では、ほとんど使用することはないと思います。
過去に私が経験したのは、ある商品のオリジナル作成を依頼した時に、絵や写真の原本をセラーに送って、それを元に商品を作成をしてもらうケースでした。
私がどの原本で作成してもらうか迷っていたら数日経過してしまい、セラーからメッセージで、
このように、処理時間を延長してくれ、とのことでした。
もちろん私都合なので、快く延長し、スムーズな取引となりました。
もしも、この『処理時間の延長』をしなかったとしたら…、セラーが注文を受け付けなかったとし、返金処理がなされ、セラーにはAliExpress側からペナルティーが課せられます。
セラー的にはそれだけは絶対に避けたいところです。
注文してから商品が発送され。セラーの手を離れるまでは、セラーからの不意のメッセージにも対応する注意が必要です。
余談ですが、私のセラーとのメッセージのやり取りは画像のように、中学生レベルの英語です😅
無理して長文を送るより、単語で問題ないですし、今は翻訳アプリなどもありますから、セラーとのやり取りは臆することなく積極的にやっていったほうがトラブル回避にも繋がります。
② 注文をキャンセルします
このコマンドが表示されている間はキャンセル可能です。
まずは、マナーとして、セラーにキャンセルする旨を伝えましょう。
支払い後に注文をキャンセルするのはなんとなく気が引けますよね?
しかし、さほど気にしなくて大丈夫です。AliExpress側からペナルティなども一切無いですし、クレジットヒストリーにも何も影響を及ぼしません。
※ もちろん頻繁に行うと、アカウント停止に陥る可能性はあります。
キャンセルする場合
キャンセル理由を指定して、あとは、セラーのキャンセル受け入れを待ちましょう。
返金のルールに関して、『3〜20日であなたのお支払い元に返金されます』という意味です。
私も、何かの拍子で誤って注文の確定をタップしてしまい、キャンセル申請したこともありますが、殆どの場合、『その他の理由』を選択しています。
セラー側に非はないので、『もうこの注文は入りません』か『その他の理由』しかないですよね。
キャンセルされた状態
この状態になるとキャンセルできています。
もしも、キャンセルした後に、やっぱり欲しいとなれば、注文を復元しますをタップすると再びセラーの受注待ちに戻ります。
キャンセルが完了した状態
キャンセルが完了するとこのように表示され、返金の情報も見れます。
私の経験上、キャンセルが受け入れられなかった事はないですが、キャンセル理由を認めないケースは何度かありました。
在庫切れなど、セラー側の問題ならそれ相応の理由を指定してキャンセルすればいいですんが、そこはさすが中国人、自分の非は認めようとしません。
ですので、「『その他の理由』を選択してキャンセルしてくれ」とメッセージしてきたりします。
なぜなら、セラー側の問題でキャンセルすると、ペナルティーが課せられるので相手も必死です。
しかし、私は正当な理由を選んでキャンセル処理が終わるのを待ちます。
実際の所、セラーから懇願のメッセージが連発しますが…。
そこは、もう、単なる意地です😅
本音を言えば、『その他の理由』を選択しても、特にこちらにペナルティーなどはないので、それでいいですし、何なら『その他の理由』にしてあげることによって早期解決したりします。
注意点
購入者のキャンセル後も、セラーの権限で注文を復元することが可能です。
キャンセルする場合は、必ずセラーに先に一言伝えておく事を忘れずにしましょう。
『キャンセルしたはずなのに注文がされている状態』に戻っている場合は、セラーが注文を復元させています。
前もって、セラーにメッセージをしておけば安心ですよね。
商品の発送を確認
承認後、発送されると画面が変わり、購入者保護期間のバイヤープロテクション(90日)のカウントダウンが始まります。
この画面になるということは、セラーの手からも商品が離れているので、キャンセルはもちろん、発送方法の変更などもできません。
その下には、
もし商品に問題があった場合、受け取り確認後15日以内に、異議を申し立てることができます。
と表記されていますが、自分で商品ページから”商品を受け取りました”と処理した場合、もしくは、バイヤープロテクション期間が終了した場合、その日から15日以内でしたら異議申し立て=返金要求ができますよ、という意味です。
逆に、15日過ぎると、商品に不備があっても異議申し立ては難しいです。
配達情報の確認
発送されると『配達情報』に追跡情報がアップデートされます。
追跡番号がアップされても、システムの都合上、1〜2日のタイムラグがあるので、すぐには検索できません。
配達予測時間
さほどあてになりません。鵜呑みにしてイライラする方もいますが、日本の配送が世界に類を見ない優秀なだけで、単なる目安と思って下さい。
① キャリア
配送方法や配送業者です。ここではSunYouとなっています。
② 追跡番号
追跡情報を検索する場合にコピペして入力します。
一応、AliExpress側から追跡サイトの案内が必ず出ているので、タップして先程コピーした追跡番号を入力して追跡します。
※ たまにタップしてもエラーで表示されない時もあります…。
と書かれてあります。
簡単に言うと中国郵政(China Post)の追跡サイトですが、古いリンクなのでリンク切れを起こしているだけです。
【 追跡できない理由 】
この商品の輸送方法のページを見ると、SunYouは追跡利用できないとなっています。
この追跡利用できないというのは、買い手側の国の郵便追跡(日本で言うところの日本郵政の追跡サービス)では利用できないという意味で、現地の追跡サイトなら追跡可能です。
「追跡できないってどういうつもりやねん!」となりそうですが、日本でも普通郵便は追跡できませんよね?
それと同じです。
AliExpressは殆どの場合、送料無料で助かりますが、当然送料はセラーが負担しているので、送料はできるだけ抑えたいのが心情です。
ですので、中身が高額商品や大きな物でない場合は、単純に普通郵便で発送してきます。
よって、追跡ができない、という事です。
配送方法&追跡に関しては、慣れるまで非常に苦労しますし、難解です。
慣れてきたら、外部サイトの追跡検索サイトを使うようにすれば問題ないです。
検索サイトがわからない、エラーが出る場合は、下記のリンクを参考にしてみてください。
『17track』や『Parcels』といったグローバル追跡サイトがわかりやすいと思います。
AliExpressからのメッセージの確認
AliExpressからは、注文の確認、配送中、追跡情報のアップデート、居住国に到着などその都度メールやメッセージが届きます。
ひとつの注文に対して、5〜8回ほど連絡が来るのでうざったく感じる方もいるかもしれませんが、AliExpress側の誠実な対応だと思って下さい。
※ 注文の発送方法によって通知連絡の回数は様々です。必ずしも毎回同じように通知連絡が来るとは限りません。
途中経過を追跡
仕様が変わって以前に比べて見やすくなったように私は思います。
追跡も検索にかけることもなく、サイト上で詳細に表記されているような気がします。
今回に関しては、配送会社がSunYouで、追跡番号が LP00403✕✕✕✕28902 で、現地郵便追跡までの国内追跡できない普通郵便なので、上記までしか追跡は表示されません。
これも話をすると長くなるので、また別ページで解説します。
一応、現物写真があるので、興味がある方は見て下さい。
宛名ラベルが2枚重ねになっていて、AliExpressの追跡情報に表記されていた番号と違います。
ラベルにはkyrgyz Express Post(キルギス エクスプレス ポスト)と表記されています。
間違えられているのが、kyrgyz Express Postは、kyrgyz Post(キルギス ポスト)ではありません
KEPという別会社で、会社ロゴも本社も違います。
AliExpressに表記されていた追跡番号です。
これを見る限り、一番最初に商品をピックアップしたのは、yanwenという配送会社で、sunyouに引き継いでいます。
上記に追跡画像を貼ってますが、ピックアップは8月19日となっています。
しかし、実際は、yanwenが8月17日にピックアップしてsunyouに渡しています。
思い出してほしいのは、AliExpressが表記した配送会社はsunyouとなっていました。
正しい経路としては、yanwen➡sunyou➡kyrgyz Express Postです。
そして、この荷物は普通郵便なので、追跡は現地までしかできません。
よって、追跡も8月29日現地の運送会社による配達、のまま更新がありません。
日本に到着してからも、日本郵政が日本語の宛名ラベルを貼ることもなく、普通郵便扱いとして、ポストに投函されるだけです。
いかがでしょうか?
これを普通のいちユーザーが理解して追跡するのは、はっきり言ってめんどくさくてやらないですし、わかりませんし、やらなくていいですし…😅
そして、これを、追跡で困っているユーザーに教えるとなると、これまた一苦労です。
今回の場合は、追跡不可の普通郵便だったので、日本郵政の追跡にも出てきませんし、追跡を確認できたとしても現地までの追跡しかできません。
配送、追跡に関しては、困っている方が多いのもわかっています。また別ページで詳しく解説しようと思っています。
商品到着後の検品
商品が到着したら、中身に損傷がないか、注文通りの仕様か、数量の確認を必ず行って下さい。
AliExpressは多種多様なセラーが集まってお店を出しているプラットフォームであり、AliExpressが売買しているわけではありません。
当然、中には質の悪いセラーがいるのも事実で、梱包の仕方によっては、中身の商品が破損しているなんてこともあり得ます。
日本人の感覚からすると、
こっちは客だぞ。なんだこの梱包は…。プチプチさえもなく薄いビニールに入れて送ってくるなんて💢
と思いますが、AliExpressではよくある話です。
もちろん、商品に不備があった場合は、『dispute=紛争』というものがあり、返金請求することができます。
その時に、いかにこちらに落ち度がないかを明確にする必要があります。
ここが日本人の感覚と違い、『お客様は神様です』ではない、という事を理解して下さい。
当然といえば当然なんですが、要するに「証拠を出して」という事です。
その、もしもの際に、確実に返金してもらえるように、
商品が到着したら、開封する前から動画を撮影をスタートし、住所など記載の配達ラベルから撮影しながら開封して、商品を取り出して下さい。
めんどくさいですよね…。わざわざ…。
私も高額商品の時、壊れていそうな商品の時、ぐらいしかしませんが、慣れてしまえば1分以内で済む話ですし、もしもの際には確実にこちらに有利な証拠となります。
価格も安く、送料無料で、空を飛んで、海を渡って来るわけですから、そう考えると多少傷が付いたり、凹んだりもするかなぁなんて考えなくもないですが、許容範囲は人それぞれですし、開封してみないとわかりません。
だからこそ、開封前から動画撮影し、自分は一切悪くない証拠を持っておきましょう。
ちなみに…
紛争を始めるには、発送されて10日経過後から、OKになります。
OKになると言っても、明らかに配送途中の場合は簡単に拒否されますので、『待つ』姿勢はある程度保ってください。
受け取り確認
商品の検品が済んだら、受け取り確認をして取引を完結させます。
この、『確認』を済ませることによって、セラーに商品代金が売上として渡るシステムになっています。
緑の字で書き出していますが、紛争できるのかできないのか迷いますよね。
答えは、受け取りの『確認』後、15日以内でしたら異議申し立ての紛争=返金要求が可能です。
仮に、この受け取り確認をしなかったら、バイヤープロテクション期間が終了した日が取引完結になります。
そして、もし、dispute=紛争をしたかったら、その日から15日以内でしたら可能です。
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これで全て完了です。
【 まとめ 】
📌 支払い後、セラーの承認待ちの期間は、セラーからの不意のメッセージがあるかもしれないので、注意しておく。
📌 支払い後、セラーの承認待ちの期間までは、注文のキャンセルが可能。
📌 商品発送後、放置せず、追跡情報の確認をする。
📌 商品到着後の検品は、できたら動画撮影しながら開封作業をする。
📌 dispute=紛争は、商品発送後の10日目以降から可能。
📌 dispute=紛争するなら、受け取り確認後、もしくは、バイヤープロテクション期間終了後、ともに15日以内にする。
📌 画像付きでフィードバックをすると、コイン3枚獲得できる。
いかがでしたか?
個人輸入は、自己責任を問われる事が多く、全てがスムーズに行けば問題ないですが、不測の事態が起こった時にイライラしちゃいますよね。
AliExpressはトラブルが多い印象があるかもしれませんが、購入後に確認すべきチェックポイントだけ抑えておけば、トラブル回避に繋がります。
到着は早くて2週間、普通で1ヶ月、遅くて1ヶ月半程度の気持ちの余裕は必要かもしれません。
まずはトラブルにならないように、最低限の確認を忘れず、到着までのワクワクを楽しんでください♪