AliExpress プロが解説するバイヤープロテクション(購入者保護)

AliExpress プロが解説するバイヤープロテクション(購入者保護)

AliExpressで約2500回、トータル約1000万円の買い物をしてきたAli兄さんです。

 

存在は知っている、なんとなくわかっているという方も多いと思いますが、サイトによっては書いてある内容がバラバラだったり、どれが真実?と逆に混乱しちゃいますよね。

バイヤープロテクション自体の説明は、実はそんなに複雑ではないです。

 

先に答えを言っちゃいますと…

バイヤープロテクション期間終了後、もしくは受け取り確認後、15日以内に『Dispute=紛争』するのが定義です。

 

そして、このバイヤープロテクションを知る時、調べる時というのは、何かしらのトラブルに合っている時だと思います。

まずは、このバイヤープロテクションをしっかり理解して、トラブル解決に備えましょう。

 

バイヤープロテクションとは

AliExpressの公式マニュアルアリエクスプレスのバイヤープロテクションの公式マニュアル

 

バイヤープロテクション(bayer protection)とは、購入者保護という意味です。

📍 商品が発送されなかった
📍 発送後に行方不明になった
📍 単純に商品が届かなかった
📍 商品説明と商品が違った
📍 商品が破損している
    

などの場合に、AliExpressが購入者を守ってくれる制度です。

 

AliExpressの決済システムは、購入者の支払い後、一旦AliExpressが代金を預かって購入者の受け取り後に出品者に支払われます。

という事は、セラーは購入者に正確に商品を届けないとAliExpressから代金を受け取れない、ということになります。

ただし、セラー側も誠意ある発送をしたのにも関わらず、購入者がなかなか受け取りをしない場合も考えられます。

 

メルカリなんかでも、なかなか受け取り連絡をしないユーザーっていますよね。それと同じです。

 

そういった場合に、メルカリだと事務局が間に入ってくれて強制的に売上を上げてくれるんですが、実は、AliExpressも同じで、購入者が受け取りをしなければ、ある一定の期間を経過した後、AliExpressから自動的に出品者に代金が支払われます。

※ ある一定の期間=バイヤープロテクション期間(60日や90日など)

 

もうおわかり頂けると思いますが、バイヤープロテクション=購入者保護の制度なんですが、同時に出品者保護も兼ねています。

これは、自分が売り手側の立場になったと仮定したらわかって頂けると思います。

 

そして…

よく勘違いされるのが、商品の未達、商品の破損、商品の間違い、詐欺、などのトラブルから完全補償してくれる制度ではありません

バイヤープロテクションがあるからといって、何もしなくても補償が受けられるわけではありません。

それらは『Dispute=紛争』で、ルールに基づいて異議申し立てをして返金請求しましょう。

バイヤープロテクションは、それら『Dispute=紛争』を起こすことができる期間も含め、購入者保護の期間が設けられており、その日数がキーポイントとなってきます。

その与えらた期間内に購入者がアクションを起こさなければ、セラーに自動的に入金されます。

 

バイヤープロテクション=購入者保護の制度ですが、保護を受けるにも期間がある、と覚えて頂けたら良いかと思います。

 

バイヤープロテクション期間の確認

アリエクスプレスの109円の可愛いピアスのページ写真

 

日本でも通販なんかで買い物をすると返金保証期間がありますよね。

それと同じで、バイヤープロテクションにも期間があります。

 

セラー側は早く代金を手に入れたいので、20日や30日という短い期間設定の店舗も過去にはありましたが、コロナの影響で最近は90日が定番となってきています。

以前の定番は60日でしたが、物流の乱れによって、商品は発送したのに予想以上に遅延が発生し、紛争だらけになってAliExpress側もセラー側も、返金対応に相当困ったんだと思います。

 

もしも、商品未達の際はバイヤープロテクション期間がポイントとなってくるので、購入の際は念の為、確認だけはしておきましょう。

 

バイヤープロテクション期間の見方

アプリ画面アリエクスプレスのバイヤープロテクションの残り時間が表示されたアプリのページ

 

パソコン画面アリエクスプレスのバイヤープロテクションの残り時間が表示されたブラウザのページ

商品が発送されると、購入者保護期間のバイヤープロテクション(この場合は90日)のカウントダウンが始まります。

 

アプリ画面に、
 
もし商品に問題があった場合、受け取り確認後15日以内に、異議を申し立てることができます。
 
と表記されていますが、自分で商品ページから”商品を受け取りました”と処理した場合、もしくは、バイヤープロテクション期間が終了した場合、その日から15日以内でしたら異議申し立て=返金請求ができますよ、という意味です。
 
逆に、15日過ぎると、商品に不備があっても異議申し立ては難しいです。
 
セラーが指定した期間(ここでは90日)が経っても商品が届かない場合、Dispute(紛争)申請し、正常に処理されれば全額返金されます。
 

商品を受け取ってからの『Dispute=紛争』は、バイヤープロテクション期間終了まで待つ必要はありません。

それ相応の証拠や根拠(動画や写真、追跡のスクショなど)を用意し、すぐに『Dispute=紛争』を行って何ら問題はありません。

もちろん、まずはセラーに状況報告は忘れずにしましょう。

 

バイヤープロテクション期間の延長のやり方

現在、バイヤープロテクションの延長は、セラーへ依頼して延長してもらうように変更になりました。セラーへメッセージして延長してもらいましょう。

 

商品が届いていないのに、バイヤープロテクション期間が終了して、セラーに代金が支払われてしまったら、その後、いかなる事があっても異議申し立てが通ることは非常に厳しいです。

 

よくあるケースは、

いつもは1ヶ月程度で届いていたので、特に気にしてなかったが、なんとなく注文ページから確認すると追跡番号がエラーで検索できない。

セラーに問い合わせると「再発送するから待ってほしい」と言われ、そこからまた30日待って商品を受け取ったが、商品が注文したものと違う。

『Dispute=紛争』しようとしたが、バイヤープロテクション期間が終了していて返金請求できなかった…。

なんてこともあり得ます。

そうならない為にも、期間の確認はもちろんですが、どうしようもない場合は期間の延長をしましょう。

 

注意点① 期間の延長はパソコンからの操作しかできません。

アリエクスプレスのバイヤープロテクションの延長の画面

アリエクスプレスのバイヤープロテクションの延長の画面

 

現在、バイヤープロテクションの延長は、セラーへ依頼して延長してもらうように変更になりました。セラーへメッセージして延長してもらいましょう。

 

延長するには、ここをクリックとあるので、だいたい30〜45日で十分です。

延長する際には、まず、セラーに「商品が届かないから延長する」旨を伝えてからにしましょう。

自分が売り手側だと仮定したら、理由もわからずに一方的に期間の延長を申請されても、

「え?なんで?こっちはちゃんと送ったのに…」となりますよね。

ルール的にも、セラーの承認があってはじめて延長処理がなされます。

 

注意点① バイヤープロテクションの延長はセラーに依頼する

「商品が届きません。バイヤープロテクションを延長してください。」

「I have not received the product.  Please extend the buyer protection.」

と一言、セラーにメッセージしたらスムーズです。

 

バイヤープロテクション延長のタグは、時期によっては非表示になる場合があります。

PCで見ても、延長するタグがない場合は、セラーにメッセージで延長依頼をしましょう。

バイヤープロテクションの延長はセラーにとってデメリットは少ないので、無視や未読スルーされない限り、セラーによって延長されるはずです。

 

注意点② 延長依頼は余裕を持ってしましょう。

バイヤープロテクションの延長をセラーに依頼する場合は、期間終了日の10日〜15日前にはするようにしましょう。

セラーとのやり取りはダイレクトではないので、セラーがメッセージの確認を怠るとバイヤープロテクション期間が終了してしまった…、なんてこともあり得ます。

もちろん、それはそれで、『Dispute=紛争』したらいいんですが、なるべく『Dispute=紛争』しない為のバイヤープロテクション期間なので、そこは慎重に事を進めたいところです。

 

注意点③ 到着が遅いからといってセラーを責めるのはやめましょう。

何らかのアクシデントで遅延の場合、ある意味、セラー側も被害者ですので、そこをセラー批判して攻撃しても何ら解決しません。

よくあるのは、到着が遅いからといって、セラーに「どうなっているんだ!」とメッセージして、返事が「もうすぐ届く。安心して待ってください。」というありきたりな返事しかない。

そして、イライラする方も多くいるようですが、物流の乱れはセラーは管轄外ですし、どうしようもないのも事実です。

 

到着が遅い場合は、追跡確認を正確に行い、遅延の納得材料を探しましょう。

例えば、追跡の見方があまりよくわからず不安でしたら、

「追跡番号は大丈夫?間違いないですか?」

「Is the tracking number ok? Isn’t it wrong?」

など、セラーにメッセージをしてみましょう。
 
案外、セラー側の追跡画面をスクショして見せてくれたりしますよ。
 
 

皆さん、メルカリなどのフリマアプリを使われたことはありますか?

もしも、思ってる以上になかなか届かなかったら「まだ届かないんですけど…」と出品者に聞きたくなりますよね?

でも、出品者的には、「いやいや、私、郵便局員じゃないし、わからないよ…。郵便局に聞いてほしいわ…」となりませんか?

AliExpressのセラーもそれと同じです。ですので、例え「まだ届かないんですけど…」とメッセージしたところで、「郵便局に聞いてみて」と当たり障りない返答しかないはずです。

 

バイヤープロテクション期間終了の確認

ついつい商品の受け取り確認をせずに放置してしまったり、注文していることを忘れてしまい、バイヤープロテクション期間の終了日を見過ごしていませんか?

 

一応、メールでは、

アリエクスプレスからのバイヤープロテクション期間終了のメール

日数のカウントダウンとまではいきませんが、連絡は来ます。

 

アプリでは、

マイアカウント➡メッセージ➡注文、と進んで

 

アリエクスプレスからのバイヤープロテクション終了のアプリへのお知らせ

アプリ上でメッセージを確認できて、ご丁寧に期間終了までカウントダウンされます。

ここまで通知がされるアプリは本当に使いやすいですよね。

いつも言っていることですが、AliExpressはアプリからやるべきだと思います。

 

商品未達の場合はバイヤープロテクション期間終了まで待つ

バイヤープロテクションの本来の意図を理解すると、無駄な『Dispute=紛争』をする機会が減ります。

理由は簡単で、60日なら60日、90日なら90日、指定された期間の終了を待ってから『Dispute=紛争』した方が、返金請求が通りやすいので焦る必要がありません。

なぜなら、それがAliExpress側の定義だからです。

 

そして、その指定期間を待っても届かない場合、そもそも追跡状況を確認すると、然るべきタイミングで追跡状況に何らかのエラーの表示(追跡番号エラーや配送先の受け入れ拒否など)がなされているもんです。

仮に、何日も追跡に変化がなく、追跡状況が英語で何が書かれているからわからない程度なら『Dispute=紛争』するべきではありませんし、まずは正しい追跡状況を調べてみましょう。

日本郵政の追跡、配送会社の追跡などあなたが見ている追跡は本当なのか、複数見てみましょう。

時期尚早なのに『Dispute=紛争』しても、印象が悪く、事がスムーズに運ばないケースがほとんどです。

 

追跡のコツは、複数サイトを比較してみることです。

 

荷物がキャンセルされている場合の対処法

配送がキャンセルされた追跡画面

 

上記のように、配送期間途中でも追跡状況に明らかにエラーが表示されている場合です。

まずは、その理由をセラーに問い合わせしましょう。

多くの場合は、セラーが在庫が無い状況です。

セラーは、AliExpress側の発送期限を守らないとペナルティーを課せられるため、嘘の追跡番号をアップして、さも発送したように見せかけて、後々、発送キャンセルするという自作自演です。

中国人はこのような事を平気でします。

 

そして、それに対して詰問しても、

配送会社にキャンセルされちゃったよ。すぐに、また発送するね。

などと配送会社のせいにします。

 

配送会社が荷物をキャンセルするなんて考えられますか?

そもそも、そんな変な物を買ってないって話です。

そして、このような状況に陥っても、セラーから先に連絡がある事はありません。

中国人は、そういう生き物です。

 

大抵の場合は、こうして、発送後に言い訳をするので、発送すらしない詐欺のようなことはあまりないです。

ですが、追跡番号を再確認しておくことだけは忘れずにやっておきましょう。

全てに当てはまるわけではないですが、このようなことをするのは、質が悪いセラーの場合が多いので、あらためてセラーの評価を再確認してみましょう。

 

この際の注意点も、結局はバイヤープロテクション期間があるので、すぐに『Dispute=紛争』してもAliExpressの判断は、「まだ配送途中なので待って下さい」となります。

とりあえずは、セラーの対応に納得いかない場合、もしくは、返事が全然ない場合は、そのメッセージのやり取りもスクショして『Dispute=紛争』の際に提出しましょう。

 

要は証拠集めです。

めんどくさいのはわかりますが、これは日本での買い物ではなく、自己責任が求められる世界です。

これはAliExpressに限らず、海外通販の基本ですね。

 

初心者がやってしまいがちなミス

あと、言葉は悪いですが、初心者ほど事を荒立てて、商品がまだ配送期間中なのにも関わらず『Dispute=紛争』をし、セラーとのやり取りでイライラしてAliExpressって最悪!」と早合点している事例がよくあります。

気持ちはわかりますが、商品ページに、バイヤープロテクション90日、と記載がある時点で、”購入者は最悪90日は待つことになりますよ”、というのを理解して購入した、とみなされます。

 

商品未達の場合、バイヤープロテクション期間が終わってもいないのに『Dispute=紛争』しても返金要求はなかなか受け入れられません。

そして、AliExpressの判定は「まだバイヤープロテクション期間中ですよ」と、期間が終わるまで見守ることになります。

そうなると、まだ配送期間中なのに、『Dispute=紛争』をし、「返金!返金!」と言うユーザーの印象はAliExpress側からすると…、どうでしょう…。

良くはないですよね。

 

あまりにも無茶苦茶な『Dispute=紛争』しすぎると、最悪の場合、アカウント停止になりかねません。

これだけは避けてほしいところです。

 

発送から10日以内は、『Dispute=紛争』を開始できない点も覚えておきましょう。

発送から10日以内は紛争が開始できない表示画面

 

しかしながら、中には本当に悪いセラーがいるのも事実です。

そこは適切に対応してもらうためにも、バイヤープロテクション期間の終了を待って、買い手側の待つ姿勢を保って、『Dispute=紛争』しましょう。

そうすると、セラーは反論の余地がないので返金を受け入れるしかありませんし、AliExpress側の対応もスムーズです。

 

余談ですが、この『Dispute』は英語表記だと、『Open Dispute』と表記されます。

これをそのまま『公開紛争』と言ってるサイトもありますが、『Open Dispute』=『紛争を開く(紛争をする)』の意味なので、『Dispute=紛争』を誰に公開するのか謎です。

 

【 まとめ 】

📌 バイヤープロテクションがあるからといって、無条件全額補償の制度ではない。

📌 最近、90日が期間の定番だが、極端に短いか否か、確認して購入する。

📌 dispute=紛争は、受け取り確認後、もしくは、バイヤープロテクション期間終了から15日以内に申請する。

📌 バイヤープロテクション期間終了が近づいているのに商品が未達の場合、期間延長を申請する。

📌 バイヤープロテクション期間の終了は、メールかアプリのメッセージで確認できる。

📌 商品未達の場合、余程の根拠がない限り、バイヤープロテクション期間の終了まで待つ。そして、『Dispute=紛争』をするのがセオリー。むしろ、その方が印象は良い。

 

いかがでしたか?

今回はバイヤープロテクションの説明なので、『Dispute=紛争』のやり方は、また別ページで解説します。

とりあえず、バイヤープロテクションには期間があって、商品未達の場合は期間終了を待って、それから15日以内に異議申し立て=紛争をする、と覚えておきましょう。

商品を受け取ってからの『Dispute=紛争』は、証拠さえあれば随時OKです。

今回で、バイヤープロテクションを理解してもらって、なるべく『Dispute=紛争』せずにAliExpressを楽しんでください♪

 

 
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