AliExpressで約2500回、トータル約1000万円の買い物をしてきたAli兄さんです。
ただでさえめんどくさいDispute=紛争ですが、AliExpressの判定によっては『返品&返金』になる場合があります。
これは、返品したら返金されるが、返品送料は購入者が負担という何とも解せない判定です。
しかしながら、丸損するよりかはマシと思って返品したのにも関わらず、スムーズに事が進んでいない…。
AliExpressから続々とメールや通知が来る…、なんてことがあります。
それは、もしかしたら、セラー側があなたの返品に対して異議申し立てをしてるのかもしれません。
一緒に確認してみましょう。
返品後、セラーが異議申し立てしてくる理由と原因
Dispute(紛争)の判定で、『返品&返金』になり、苦労して自腹で返品したのに、セラーがあなたの返品に対して異議申し立てをしてくる場合があります。
それは、セラーが「まだ受け取っていない!」とアピールしているんです。
航空便できちんと返品したのに、なぜセラーは異議申し立てしてくるのか意味が分かりませんよね?
では、なぜセラーに返送されていないのか?
あくまでも仮説ですが、参考にしてください。
住所不定の場合
不可解な点は、返品先の住所に問題がある場合が多いんです…。
例えば、セラーが提示している返品先の住所を、ネット検索するとわかりますが、デタラメな住所の場合もあります。
嘘の住所なのか?
身バレが防止なのか?
FBAなどの倉庫の住所なのか?
真相はわかりませんが、◯◯省〇〇市〇〇通りぐらいまでは書かれてありますが、ほとんどの返品先の住所には番地までの詳細は書かれてない場合が多いです。
そして、追跡を見ると、ほとんどが中国の税関でストップしたまま動かなくなります。
仮に、住所不十分でも、最寄りの配達拠点ぐらいまでは行けよ!と思いますが…。
相手国側(中国)の税関で輸入取止めの場合
日本郵便の追跡画面
東京国際郵便局から中国に送られて、税関で輸入取止めになっているのがわかります。
何らかの理由で、受取人側の税関で検査に回され、そのまま輸入取止めになってしまう場合があります。
これは、日本から返品する際、中身の詳細など正しく間違いなく記入し、正確に発送したとしても起こりうる事案です。
また、相手国側の税関が保持しているので郵便機関は無関係です。
という事は、日本郵便に問い合わせしたとしても、まったく相手にされませんし、詳しいことはわかりようがありません。
仮に、東京国際郵便局に問い合わせしたとしても、
詳細は、相手国(中国)の税関にお問い合わせ下さい。
と、涼しい顔で言われて終わりです。
いやいや、中国の税関に問い合わせなんて現実的じゃないでしょ!
と言っても、日本郵便はどうすることもできません。
強いて言うなれば、輸入取止めになると、差出人へ返送されるので、こちらへ戻ってくる場合があります。
上記のように、セラーに返送されていない理由がいくつか考えられます。
これでは、「返品されていないので、返金もされないの?」と思いますが、AliExpressは中国まで返送されているのを確認できたら返金対応してくれる流れではあるので、そこは安心して下さい。
とりあえず、返品するとセラーは高確率で異議申し立てをしてきます。
これだけは覚えておいて下さい。
返品後、セラーが異議申し立てをしてきた時の対処法
めんどくさいですが、せっかくの返品が無駄にならないように以下の2点は、必ずおさえておいて下さい。
・ 返品後、追跡は必ず確認してください。
・ AliExpressからの、メールや通知を確認してください。
では、実際に、返品後にセラーに異議申し立てされた実例を紹介していきます。
最近、ある商品を紛争後に返品しました。
数日後に、AliExpressから以下のようなメールが届きました。
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内容は『セラーは、異議申し立てを仲裁へとエスカレーションしました』というのです。
セラーが、私の返品に対して、
返品されてないあるよ。AliExpressさん、仲裁=介入してくれよ!
とAliExpressにアピールした、という事です。
AliExpressが介入し、処理を進めてくれるとは言え、内容をしっかり確認しておきましょう。
念の為に、提出した追跡番号を再度確認します。
紛争の詳細画面を確認しましょう。
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Dispute(紛争)履歴を見ると、キャリア(日本郵便)と追跡番号はきちんと提出済みです。
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日本郵便の追跡でも確認してみましょう。
地元の郵便局に引き受けてもらい、東京の国際交換局から中国に向かって発送されています。
それから数日後には、中国の広州の税関まで返品されているのがわかります。
9月29日に通関手続き中となっていますが、この状況で、こちらができることはありませんので、見守るだけです。
とりあえず、中国へ返品されていることは確認できたので、こちらもできる事を進めましょう。
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ステータスを確認しましょう。
ステータスが、返品後の【売り手の受け入れを確認を待つ】から【争議エスカレート済み】に変わってます。
まさに、セラーによって、紛争がエスカレートされています。
リマインダーには、
本件を推進するには、買い手と売り手は十分のエビデンスを提供しなければなりません。
と記載されています。
これを見る限り、新たに再度、証拠提出しなければならないように思いますよね…。
私の本音は…
クソめんどくさい!
セラーにしてみれば、
返品したって言ってるけど、こっちに送られてきていないあるよ。
ってことなんでしょうね…。
追跡見てねーだろと思いますが…。
では、その下の、AliExpressの判定詳細を見てみましょう。
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AliExpressの判定詳細をタップすると、以下のような詳細がわかります。
この度はAliExpressにご連絡いただきありがとうございます。ご注文の8137780612433263にご満足いただけないとのことで、大変申し訳ございません。
追跡情報に基づき、商品が販売者に返品されていることがわかりました。私たちは、10日以内に受け取った商品を確認するために販売者に通知します。返品された商品に問題がなければ、当社はお客様に返金いたします。
対応期間:10日
注:「新しい提案を追加する」、「承諾する」(販売者またはAliExpressの提案を承諾する)、「証拠をアップロードする」、「編集する」(提案のコメントを修正する)をクリックして問題を解決することもできます。販売者との間で紛争を解決した場合は、紛争の詳細ページに回答を記入してください。そうすれば、私たちに情報が伝わり、解決に基づいてこの紛争をフォローすることができます。お客様のご理解とご協力をお願いいたします。
翻訳している、赤字の箇所を見て下さい。
と書かれてあります。
結局、AliExpress側が、私がちゃんと返品している事を理解してくれた、という事です。
しかし!
念には念を入れ、ちゃんと返品したという証拠を追加提出しておきます。
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日本郵便の英語表記での追跡履歴画面のスクショです。
こちらを追加提出しました。
ちなみに!
現状、この異議申し立てに対する追加証拠の提出は、スマホアプリではできない仕様かと思います。
以下のようにPCからトライしてみてください。
紛争の詳細画面の、Upload Evidenceをクリックして、画像か動画を追加提出してください。
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最後に、返金を確認しましょう。
返金の情報をタップします。
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赤のゲージがフルになると返金処理が完了です。
実際に返金されるまでには、支払いしたカード会社の締め日などが関係してくるので、詳細はカード会社に直接問い合わせしましょう。
返品の国際郵便の問い合わせ先
AliExpressで買い物をした際、EMSは東京国際郵便局、書留や特定記録などは川崎東郵便局に届き、それから日本全国に手配されます。
しかし、返送する際の、日本から海外へ発送する場合は、船便は川崎東郵便局、それ以外は東京国際郵便局となっています。
という事は、返品の際の問い合わせ先は、ほぼ東京国際郵便局になると思います。
追跡の状況までしかわからないとは思いますが、そのわからないということがわかるだけでも気持ちが落ち着くかもしれませんので、遠慮なく問い合わせしましょう。
電話番号や国際郵便の交換局に関してはこちらを参考にしてください。
【 まとめ 】
📌 『返品&返金』の際は、返品したとしても高確率でセラーに異議申し立てされるので、必ず追跡経過はチェックする。
📌 ほとんどのセラーの返品先の住所は、デタラメの場合が多い。
📌 ほとんどの返品は、中国の税関で輸入取止めのまま動かない傾向にある。
📌 追加の証拠提出は、2021年現在、PC操作からのみ可能。
📌 追加の証拠提出は、AliExpressからの詳細を確認する必要はあるが、よほどのことがない限り、追加提出しなくてもOKの場合がほとんど。
いかがでしたか?
『返品&返金』のあるあるですが、はっきり言って、セラーから提示されている返品先の住所は、デタラメが多いです…。
だからと言って、どうせ受け取らないのをいいことに、無関係な物を返品し、返品したテイにして、返金も返品するはずの商品も両方手に入れるなんて悪知恵はやめておきましょう。