AliExpressで約2500回、トータル約1000万円の買い物をしてきたAli兄さんです。
購入した商品に破損や不備があったら、あなたならどうしますか?
紛争(Dispute)しますか?
再発送を依頼しますか?
今回は私が普段、Disputeせずに商品を再発送してもらっているやり方と、なぜDisputeしないのか、についてお話していきたいと思います。
なぜ紛争(Dispute)しないのか??
だって、疲れるんですもん…😣
商品を再発送して欲しい時ってどんな状況?
1.自分の手元に商品が届いている状況。
2.商品が届いていない状況。
いずれにしても、商品の不備に関しては以下のようなケースが考えられます。
商品が記載された内容と異なる(色やサイズが違う)
品質に関する問題(悪臭やシミ)
破損している
数量不足
商品の付属品に関する問題
コピー商品(偽物)
そもそも商品が届いていない
このように商品に不備があった場合
「返金して欲しい」もしくは「再発送して欲しい」
と選択肢が出てくると思います。
返金に関しては、全額返金と一部返金があります。
再発送に関しては、返品せずに再発送と返品して再発送があります。
これらを組み合わせ、セラーと購入者がすり合わせすることにより、紛争(Dispute)でセラーが受け入れるのか、拒否してAliExpressが介入するのか決まってきます。
※ コピー商品(偽物)の場合は、Disputeの一択です。再発送はダメですね。
そして私は、
紛争(Dispute)せずに再発送してもらう
という選択をします。
中には、未着の場合で再発送を希望する方もいると思います。
もちろん、その場合も再発送はいいんですが…、私個人的な意見としては、未着でDisputeして取引を完結させて、他の出品者から購入します。
なぜなら、未着の場合に返金されないケースは殆どないからです。
また、再発送するにしても、商品が正常に届かないようなセラーと、これ以上関わりたくないというのもあります。
物流の影響で未着もあるでしょうが、殆どの場合はセラーが発送してなかったり、returnと追跡に表示されていてセラーに荷物が戻っているケースが多く、セラーの不手際が原因だからです。
このような事から、未着の場合は紛争(Dispute)をオススメします。
ただし、中には「どうしてもこの商品が欲しい!」という方もいらっしゃるでしょう。
そういう方は、必ず、$0.01の商品ページをあらたに作ってもらい、それを購入するようにしましょう。
詳しくは下記の【 ここがポイント! 】で説明しています。
なぜ紛争(Dispute)をしない方がいいのか
これは、私の個人的な意見で述べますが、
これがあるので、Disputeはしたくないんです。
私は、返品の送料、払いたくない…、です😅
中国までの送料を、こちらが負担してまで再発送してもらう価値があるのか?
郵便局まで行って、不慣れな国際郵便の手続きをやる労力と時間は費用対効果に合っているのか?
というわけです。
これが負担にならない方もいらっしゃると思うので、あくまでも個人的な意見です。
これらを考えると、『返品の判定=Disputeに負けた』と私は思うので、購入者側はDisputeを起こしたメリットが一切無くなります。
要するに、Disputeをすると、返品しなくてはならない可能性があるのが嫌なんです。
もちろん、返品の判定が下っても返品しなければいいだけです。
しかし、その際には返金が0円となって、不備のある商品を買っただけ、という結果になります。
Disputeで返品しなかった実際の例
このように、返品することが返金の条件なので、返品をしなければ返金は0円となります。
判定が下って、不良品の返品は10日以内にしなければなりません。
AliExpressは、購入者が提示した追跡番号をもとに、返品したか否かを判断してます。
ユーザーの中にはこう考える方もいます。
「とりあえずDisputeして、返品判定になったら無視して、セラーに再発送をお願いすればいい」
これは無理です。
なぜならセラーの立場からすると、
Disputeを起こされた時点でAliExpressからのペナルティが発生するので気分が悪い
AliExpressの判定結果で『返品すれば返金』という結果が出ているので、それを逆手に取って「再発送して欲しいなら返品しろよ」
となってしまいます。
ですので、Disputeはせずに、雰囲気的には「セラーさん。あなたもDisputeは嫌でしょう?だったら、再発送してくださいよ」ってなもんです。
Disputeせずに商品を再発送してもらうメリットとデメリット
このようにデメリットがほぼ無く、Disputeよりもまずはセラーに交渉してみるのが良いです。
もしも、再発送はめんどくさい方や、紛争(Dispute)したい方は、まずは、チャットでAliExpressのオペレーターに相談してみるのも有効です。
紛争(Dispute)せずに商品を再発送してもらう方法
商品の返品はしない前提で話を進めましょう。
あえて、こちらから「返品はしませんよ」などと言わないようにしましょう。
聞かれたら「I will not return goods.」(返品はしません)とでも返答すればいいです。
セラーに再発送を依頼する
商品に不備があった場合、まずはセラーに状況報告をするのは、紛争(Dispute)のいつもの手順と同じですよね。
そしてセラーの反応を見ましょう。
返事のパターンとしては、
「私は悪くない。受け取ったんなら使えるでしょ?」
「ごめん。お詫びに次回の注文時に◯ドルの割引をする。」
「PayPalで返金する。アカウントある?」
「すいません。◯ドルだけ返金します。」
「申し訳ございません。再発送します。」
「・・・」(無視)
など様々です。
そこで、セラーから「再発送する」と言われたらベストです👍
もし、再発送の話が出てこなかったら、
「Please reship.」
再発送してください。
と端的に伝えてください。
すんなり応じるセラーもいるでしょうが、当然断るセラーもいます。
断られたら、Disputeする流れで構わないと思います。
Disputeするにしても、自分の理想の対応・妥協点を、セラーとやり取りしましょう。
新しい商品ページを作ってもらい、それを購入する
セラーから再発送のOKをもらったら、新たに注文ページを作ってもらいましょう。
新しい注文ページと言っても、新たに同金額を支払うというわけではありません。
言ってみれば、ダミーの商品ページのようなものです。
その際の商品ページは、US $0.01で設定してもらいましょう。
日本円にすると1円ないし2円(レートによって変動)で、最低の金額設定です。
(セラーによっては$2や$5での設定を希望してくる場合もあります。それを受け入れるか否かは自分で判断しましょう。)
実際の例を見てみましょう。
新しい商品ページで購入する実際の例
セラーに商品の不備を伝えると
「OK。Disputeして。でも、PayPalアカウントがあるなら直接返金するよ。」
と返答があり、Disputeせずに再発送してほしい旨を端的に伝えています。
次に、セラーから送られたリンクから新たな商品ページで購入します。
このように、1円支払いの新しい商品ページで支払う流れです。
このセラーは、商品の不備を伝えると、自ら「Disputeして」と潔く、US $0.01支払いの商品ページまで既に持っている非常に優秀なセラーです。
ベスト・オブ・ベストのセラーと言っても過言ではないです。
理想的な再発送パターンです。
このように自ら再発送の手続きを促してくれるセラーは好感が持てますね。
発送後、本当に郵便事故で未着の場合などは、ある意味、セラーも同じ被害者です。
以下のように、優良なセラーは、$0.1や$0.01の商品ページを予め作っておき、価格調整や再発送時の架空ページとして日常的に使っています。
なぜ新しい商品ページから再び購入しなくてはならないのか
それは、再発送すると見せかけて再発送しない、ずる賢いセラーもいるからです。
商品の不備があった、最初の商品ページのメッセージでは
🇨🇳「OK!じゃ、再発送するよ!」
と言っておきながら、いつまで経っても再発送の商品が届かない。
不安になって、セラーに問い合わせても
🇨🇳「大丈夫。安心して。既に発送してあるから待ってて」
と、大丈夫、大丈夫の一点張り。
そして、いつの間にかバイヤープロテクション期間も終了し、Disputeもできない。
再発送をお願いした商品も送られてこない。
セラーにメッセージをしても永遠に無視…。
どうですか?
これでは、単なる口約束のレベルです。
日本人は人が良すぎるのと、リスクマネジメントの意識が低いので、すぐにセラーの言う通りにしがちです。
騙す方のセラーも悪いですが、他人の言う通りにすんなり従ってしまう買い手側にも責任があります。
このような事態にならないように、新しい注文ページを作ってもらい、それを購入しましょう。
新しい注文ページを作ると、セラーは輸送履歴を残さなければなりません。
これがポイントです。
では、比較してみましょう。
どちらがいいですか?
こうやって違いを比べると、新しい商品ページで再発送の商品を待たないなんて…、信じられませんよね?
こうして、新たな商品ページで注文すれば、あとはいつもと同じように待つだけです。
注意点
念の為、最初に注文した商品ページは、『受け取り確認』をしないでおきましょう。
保険のような感覚です。
バイヤープロテクション期間が終わりそうならば、延長もしておきましょう。
さすがに新しい商品ページまで作っておきながら、それさえも発送しなかったセラーには出会った事がありませんが、念には念を…という事です。
そして、再発送の商品が届いてから、両方のページの『受け取り確認』をして、フィードバックをしましょう。
【 まとめ 】
📌 Disputeする時間と労力、しかも、判定によっては返品しなくてはならない事を考えると、Disputeせずに再発送してもらうのがベター。
📌 再発送の際は、必ず新たな商品ページでやり取りをする。
📌 再発送を受け入れないセラーには、正式にDisputeする。
📌 もともとの注文の方は、バイヤープロテクションの延長をしておく。
📌 『商品の受け取り確認』は、両方揃ってからにする。
いかがでしたか?
商品の不備が無いことをいくら願っても、中国人のセラーには絶対に伝わりません。
そういう不備の商品が届く、と最初から仮定しておきましょう。
セラーはDisputeが嫌なので、Disputeせずに再発送を望むセラーもたくさんいます。
まずはセラーにメッセージをして交渉しましょう。
しかし、”したて”に出る必要はありません。
凛として自分の意見を伝えましょう。
必ず上手くいきます!