AliExpressで約2500回、トータル約1000万円の買い物をしてきたAli兄さんです。
最近、シンガポール経由やシンガポールポストでの輸送になると「遅すぎる!」と感じている方、多いんじゃないでしょうか?
AliExpressのセラーが、シンガポール在住でもないのに、なんでシンガポールを経由するのかも謎ですよね。
各輸送方法についても書かなくてはならない責任感はあるんですが、取り急ぎ、これだけはお伝えしておかなければ、たくさんの日本のAliExpressユーザーがシンガポールポストを大嫌いになると思い、急いで書いてます。
yanwenみたいにSingapore Postを嫌いにならないでくださいっ😅
※ 2020年秋、コロナ禍での、シンガポールポストの状況についての内容です。
追記:2021年夏
以前に比べて、過度な遅延は無くなったように思います。コロナの影響がまた再発するかもしれませんが、マシになってきています。
AliExpressで、なぜシンガポールポストが使われるのか?
大前提で、セラーは輸送コストはできるだけ抑えたい心情なのは、皆さん理解できると思います。
となると、セラーはどうしても追跡のない普通郵便での発送を選択しがちです。
日本でも追跡機能をつけるとなると、”書留”や”ゆうパック”になり、送料が高くなりますよね。
そして、その普通郵便を中国国内で安く配送しているのが、現地の民間物流会社のcainiao、yanwen、sunyou、4PXとなどがあります。
それらの業者は、最終的に日本へ、つまり国外へ輸送となると、公的な郵便機関へ引き渡すこととなります。
その際に、民間物流会社ももちろん輸送コストを抑えたいので、できるだけ安く輸送してくれるルートを探します。
となると、
「チャイナポストより、香港ポスト。いや、それより安い台湾ポストかシンガポールポストにしよう。」
となるわけです。
セラー ➡ 民間物流会社 ➡ 公的な郵便機関 ➡ 日本 という流れですね。
しかし、それらの民間物流会社が、最終的にシンガポールポストを選ぶかどうかは…、神のみぞ知る、です。
私達のような購入者も、セラーも、誰もわかりません。
唯一、シンガポールポストとずぶずぶの関係の4PXは、ほぼシンガポールポストに引き渡します。
そして、もう一つ、シンガポールポストで送られてくる可能性があるのが、AliExpress Standard Shippingです。
AliExpress Standard Shippingは、アリババグループの傘下であるcainiaoが配送担当を自動的に振り分けています。
AliExpress Standard Shipping=cainiaoと言い切って構いません。
一旦、集積された荷物をcainiaoが最も効率の良い、低送料の配送ルートを決めて日本に向けて発送しています。
AliExpressで、輸送種別がAliExpress Standard Shippingとなっているのに、追跡がcainiaoやyanwenやsunyouと、ころころ変わる理由はこれです。
cainiaoが、
「これ、sunyouさんお願い!」
「こっちはyanwenさんお願い!」
と、割り振りしてるイメージです。
そして、その後は同じ様に公的な郵便機関へ引き渡します。
その際に、最終的にシンガポールポストを選ぶかどうかは…、神のみぞ知る、です。
私達のような購入者も、セラーも、誰もわかりません。
セラー側は、単純にAliExpress Standard Shippingが総合的に使い勝手が良いのは確かです。
日本でいうと、メルカリ便みたいなもんですからね。
そこそこ輸送コストが抑えることができて、追跡もできて、手間がかからない、というわけです。
AliExpress Standard Shippingに関してはこちらを参考にしてください。
2020年秋 現在のシンガポールポストでの輸送状況
これは、8月末に購入した商品の、日本郵政とシンガポールポストの追跡画面です。
8月31日にシンガポールの国際交換局から発送され、日本に到着した日は10月2日です。
約1ヶ月間もかかり、何より追跡画面からは、どういう状況なのか全くわかりません。
慣れていない方は、『国際交換局から発送』後に、1ヶ月間も追跡画面に変化がなかったら、相当不安だと思います…。
一応、シンガポールポストのHPには、
このように、遅延のお知らせは表示されているものの、具体的な解決策になるか…と言われたら、気休めにしかなりませんよね。
では次に、なぜこのように、日本到着まで約1ヶ月もかかってしまうのか、理由を明らかにしたいと思います。
2020年秋 シンガポールポストの遅延の理由
もともとコロナ禍になるまでは、輸送が遅いイメージはそれほどでもなかったシンガポールポストですが、なぜ最近、予想以上に遅延しているのか…。
それは・・・
『日本への航空便が飛んでないので、船便へ強制変更されているからです』
😱
これは紛れもない事実です。
そして、この本当の理由は、追跡画面などでは到底わかりようがありません。
チーン👼です。
シンガポールポストで発送され、追跡画面が例の『国際交換局から発送』の後、全く動いていない状況のAliExpressユーザーは、まさに船便に強制変更させられています。
コロナだからしょうがないと言えばしょうがないですが、いつもの感じで
「追跡番号がSGだからシンガポールポストか。だいたい20日前後かな。」
の予想は裏切られます。
船でゆっくりのんびり輸送されています。
最低1ヶ月はかかるとみておきましょう。
この状況は約1ヶ月前ほどから始まっているようで、いつまで続くかはわかりません。
日本とは違い、厳戒態勢でコロナ対策をやっているのか、深刻なのかはわかりませんが、通常輸送に戻ったとしても特にアナウンスは無いと思われます。
もし、自分の郵便物がシンガポールポスト輸送になった場合、日本の国際交換局へ聞けば、船便に変更になったか否か教えてくれます。
さすが国際交換局です。
航空便が船便に変更になったかどうかは、追跡番号ひとつで確認できます。
ただし、船便変更の抗議を国際交換局に言ったところで、日本郵政は無関係なので、そこは気をつけたいところです。
国際交換局の連絡先など記載してます。参考にしてください。
シンガポールポストを避ける為の対策
いずれにしても、民間物流会社やcainiaoが最終的に、シンガポールポストで輸送したほうが都合が良いと判断するかどうかは予想不可能です。
ですので、購入者が最初から輸送方法を、チャイナポスト、香港ポスト、台湾ポスト、または国際輸送物流会社(DHLなど)を選択しない限り、シンガポールポストで輸送されるリスクは回避できません。
これは、セラーに
「シンガポールポストでの輸送はやめてください」
とお願いしたところで、公的な郵便機関か国際輸送物流会社(DHLなど)以外を輸送方法に選ぶと、セラーがどうこうできる話ではありません。
中国人のセラーは非常にテキトーなので
「OK。わかった。任せといて!」
など言う場合がありますが、鵜呑みにしないでください。
本当にびっくりするぐらい平気で嘘を付くので…😥
到着までにどうしても1ヶ月など待てない場合は、チャイナポストなどの公的な郵便機関の輸送方法を選択しましょう。
【 まとめ 】
📌 到着まで1ヶ月程度かかっても大丈夫な場合は、気にする必要はない。
📌 自分の郵便物が船便に強制変更されているかの確認は、日本の国際交換局へ問い合わせする。
📌 シンガポールポストを避けたい場合は、輸送方法をチャイナポストなどの公的な郵便機関か、国際輸送物流会社(DHLなど)を選択する。
いかがでしたか?
日本にいると、世界でのコロナの影響がいかほどなのかわからないので、ついつい日本目線で考えてしまいがちです。
しかし、シンガポールのように、まだまだ物流が混乱している国もあるので、到着までに今までと少しでも違和感があり、追跡番号の末尾に国名コードがある場合は、日本の国際交換局に問い合わせしてみましょう。
毎回言ってますが、日本郵政の『お客様相談センター』だけには問い合わせしないでください。
あれは、単なるバイトがオペレーターです。
何も知りません…。はい。
シンガポールポストもいつかは以前のように復旧すると思うので、それまでは大目に見ましょうね♪