AliExpressで約2500回、トータル約1000万円の買い物をしてきたAli兄さんです。
商品を購入してから、無事届くまで追跡情報の確認は欠かせませんよね。
ここでは、どの輸送方法を選択すればいいのかではなく、割り当てられた追跡番号をもとに、いかに効率よく追跡し、なるべく空白の時間＝不安タイムを取り除くことにフォーカスします。
正しい追跡をして、どこに自分の郵便物があるのか、なぜ配達に時間がかかっているのかを認識することで不安は解消されると思います。
その手助けとなる情報を今回は書いていきます。
AliExpressでの追跡可能・不可能の見分け方
AliExpressの輸送方法は、『追跡利用できない』方法と『追跡機能を利用可能』な方法に分かれています。
『追跡利用できない』輸送方法の郵便種別は、無記録郵便（普通郵便）です。
現地の郵便機関もしくは、現地の民間物流会社の追跡サイトで、現地までの追跡情報なら確認が可能です。
まず、現地の民間物流会社がピックアップし、公的郵便機関に受け渡し、日本へ輸送されるケースが大半を占めます。
当然ですが、日本郵政の追跡サイトでの確認は無理です。
『追跡機能を利用可能』の輸送方法の郵便種別は、国際特定記録郵便、国際書留郵便、国際小包、EMS、または民間の国際輸送物流会社の宅配便です。
公的郵便機関が直接ピックアップし、日本へ輸送されるケースは、最初から日本郵政の追跡サイトで確認可能です。
DHLなどの民間の国際輸送物流会社も、自社HPなどで追跡可能です。
AliExpress Standard Shippingはcainiaoがピックアップしますが、最終的に日本郵政の追跡サイトで確認可能です。
（※ 『JP＋10桁の数字』の追跡番号は佐川急便による配送）
AliExpressでの追跡の見方
AliExpress内でも追跡を確認することはできます。
まずはこちらを確認して、外部の追跡サイトと比較しましょう。
AliExpress内で確認
注文の詳細➡追跡ページへ進みます。
最初から表示されている追跡画面と、下部に①のGOTと、②の移行ページがあります。
これで合計3ヶ所で追跡の比較が可能です。
①はGOT=Global Order Trackingとしてcainiaoの追跡ページに移行します。
②はセラーが任意で追跡サイトを提示すると思われます。
AliExpress Standard Shippingに関しては、AliExpressの範疇なので問題なく表示されます。
任意のURLを入力すると思われるので、セラーによってはここをタップしても、リンク切れなどでエラー表示が出て、追跡サイトが表示されないことがあります。
このようにエラー表記は様々ですが、購入者は別に悪くないので気にせずにスルーしましょう。
外部サイトで確認
普段、私が使用している、グローバル追跡サイトの『Parcels』の画面です。
輸送機関の追跡サイトで確認するより、このようにグローバル追跡サイトの方が漏れがなく、私はオススメします。
特に、この『Parcels』は『17TRACK』より詳細にわかり助かってます。
『Parcels』の優秀なところは、輸送に関わった全ての機関がまとめて表示されます。
引き継ぎで追跡番号が変わってもわかりやすく表示されます。
経過日数も、ピックアップから毎日カウントされるので、今どれぐらい待っているのかひと目でわかります。
※ 万国郵便連合は気にする必要はないです。
どの追跡サイトもタイムラグがあったり、表示が詳細・簡素など特徴があります。
AliExpress内の追跡と外部の追跡サイトを比較しながら、どの追跡サイトが自分は見やすいかお気に入りを見つけてみて下さい。
では、次にいろいろな追跡サイトを見ていきましょう♪
グローバル追跡サイト
民間の企業などによって提供されている検索サイトです。
公的郵便機関、民間の配送会社問わず網羅しているので便利です。
どこで追跡を検索していいのかわからない時などは、必須サイトです。
17TRACK
オールインワン追跡として、あまりも有名で説明不要かと思います。
Parcels
私が普段使用している検索サイトです。
英語表記ですが、経由・引き継ぎや、各輸送機関の時系列など全てが詳細に表示されます。
本音を言うと、これだけを知っておけばいいと思います。
マジです。
この『Parcels』を使って検索してもよくわからない、表記の意味がわからない方はご遠慮なく、ページ最下部にある『お問い合わせ』からご連絡下さい。
毎週2〜3人の方から連絡あるので、ご遠慮なくどうぞ〜♪
世界の公的郵便機関の追跡サイト
各国の公的な郵便機関の追跡サイトなので、日本郵政の追跡より詳細がわかります。
AliExpressで買い物する際に、関連のある国だけピックアップしてます。
日本
一般の方はまず日本郵政の追跡システムを使って検索するのではないでしょうか。
もちろん日本語ですし、安心しますよね。
中国 末尾がCN
EMSとなっていますが、末尾がCNなら全て検索可能です。
パズルの要領で、ピースをはめて絵を完成させると追跡画面が表示されます。
こちらでも検索できます。
台湾 末尾がTW
Chunghwa Post（台湾ポスト）
スマホからは、キャプチャ認証の数字を入力したら、確定→改行とEnterを2回押す感じで確定しないと数字が認証されません。
香港 末尾がHK
シンガポール 末尾がSG
マレーシア 末尾がMY
その他
AliExpressを使用する上で、これらはほとんど必要ないとは思いますが、バッテリー内蔵系の荷物は欧州経由の場合があるので一応書いておきます。
AliExpressでよく使用される民間物流会社の追跡サイト
これらは現地の民間物流会社なので、追跡番号に国名コードが与えられません
よって、ピックアップの段階では、日本郵政の検索サイトでは追跡確認できません。
cainiao、yanwen、sunyouは、現地の民間物流会社なので、最終的に公的な郵便機関に引き継いで日本へ発送します。
引き継ぎ後に、Uの無記録郵便以外の種別で末尾に国名コードがある追跡番号が発行されたら、日本郵政の検索サイトでも追跡可能です。
そして、経由・引き継ぎを重ねるので、到着まで時間がかかります。
セラー側としては、低価格商品になればなるほど、無駄な送料をかけたくないので、これらの低配送料金の輸送方法を指定しています。
cainiaoだから検索できない、yanwenだから検索できる、というわけではなく、その物流会社の輸送種別の中で、追跡できない安い普通郵便だということを理解して下さい。
『追跡機能を利用可能』となっていれば、公的な郵便機関の追跡番号が割り当てられ、日本郵政の追跡サイトでも追跡可能となります。
cainiao（菜鸟） LP＋数字14桁、S＋数字14桁
アリババと複数の運送会社が出資して、設立された民間物流会社です。
「中国智能物流骨幹網（CSN）」を構築し、CSNに加入する企業のトラックや倉庫の稼働状況データを収集・分析を行い、配送担当を自動的に振り分けています。
yanwen（燕文） 末尾がYP
先頭にLPが付いていても、数字だけでも、末尾がYPなら、それはyanwenです。
T0PYOU 先頭2桁がTY
最近使われるようになった民間物流会社です。
TYZRB0000239659YQ←例としてこのような追跡番号です。
先頭2文字のTYだけ確認できたら、それはTOPYOUです。
sunyou（顺友） 先頭2桁がSY
先頭アルファベットが SYRMやSYAETなどもありますが、先頭2桁がSYであれば、それはsunyouです。
Shunyouと表記されるのは、sunyouの中の種別名です。
深セン→香港→Global Mail Transfer Center（GMTC）を経由します。
追跡で、このGMTCに疑問を抱いている方は世界中にいますが、sunyou独自の流通経路です。
AliExpressでよく使用される国際輸送物流会社の追跡サイト
会社によっては、リモートエリアの配送には別途料金が必要な場合があります。
4PX
日本にも4PXジャパンとして進出しています。
シンガポールポストと密接なので、最初から末尾にSG表記で、輸送方法が4PXとなっている場合もあります。
DHL
FedEx
UPS
SFC Service
SF Express
CNE Express
Flyt Express
TNT
AliExpress Standard Shippingについて
AliExpress Standard Shippingは、アリババグループの傘下であるcainiaoが配送担当を自動的に振り分けています。
AliExpress Standard Shipping＝cainiaoと言い切って構いません。
一旦、集積された荷物をcainiaoが最も効率の良い、送料のかからない配送ルートを決めて日本に向けて発送しています。
AliExpressで、輸送種別がAliExpress Standard Shippingとなっているのに、追跡サイトがcainiaoやyanwenやsunyouと、ころころ変わる理由はこれです。
cainiaoが、
「これ、sunyouさんお願い！」
「こっちはyanwenさんお願い！」
と、割り振りしてるイメージです。
ですので、セラーは発送後、最終的にどれで発送されるか知りませんし、指定もできません。
輸送は、現地の民間物流会社がピックアップし、公的郵便機関に受け渡します。
そこで、日本郵政の追跡サイトでも確認可能な追跡番号が割り振られます。
それまでは、もとを取り仕切っているcainioの追跡サイトで追跡可能です。
『JP＋10桁の数字』はAliExpress Standard Shippingですが、日本郵政の追跡検索では調べられません。
佐川急便による配送になります。
AliExpress Standard Shippingに関してはこちらを参考にしてください。
Seller’s Shipping Methodについて
これは、”セラーが輸送種別を選びます”の意味なので、”シェフの気まぐれサラダ”みたいなものと思って下さい。
まだ輸送法を決めかねていたり、その時になって決めるよ、的な感じです。
購入する前に、何で発送するか確認してから購入した方がいいですね。
【 まとめ 】
📌 『追跡利用できない』輸送方法を選択したのであれば、到着まで時間がかかる事、追跡できない事、極稀に紛失する事は覚悟しておく。
📌 日本まで輸送するのは、日本人とは価値観が全く違う外国人。安心・安全・親切・丁寧の日本人のサービス精神を混同しない。遅くて当たり前の気持ちで待つ。
📌 追跡検索は、『17TRACK』か『Parcels』がオススメ。
📌 AliExpressの追跡表示を鵜呑みにしない。あくまでも目安にする。
📌 国名コードを頼りに、輸送方法が民間物流会社か公的郵便機関かを判断する。
いかがでしたか？
追跡がうまく確認できるようになると、ストレスも圧倒的に軽減されますよね。
くどいようですが、私は『Parcels』がオススメです♪
