AliExpressで約2500回、トータル約1000万円の買い物をしてきたAli兄さんです。
購入した商品に不備があった場合、紛争(Dispute)をすると思います。
しかし、AliExpressから却下されたり、返品&返金となったりしてませんか?
今回は、長期の紛争後に、AliExpressの判定により返金された実例を解説致します。
紛争の結果を左右する、セラーの評価・レビューも大切なポイント
※ 画面をタップすると、商品が閲覧できます。
今回購入した商品は、眉毛ステッカーです。女性はもちろん、男性用もあります。
価格は約150円でした。
パソコンのトップ画面に矢印をしてますが、ポジティブフィードバックの割合、フォロワー数、販売実績どれも申し分ない店舗です。
スマホの店舗情報ページの、評価、フィードバック数どれも申し分ないです。
紛争は、まずはセラーが異議申し立てを受け入れるか否かが第一関門です。
セラーが購入者(あなた)の紛争に対して拒否すると、AliExpressが介入し判断を下します。
という事は、紛争を起こしても、セラーが異議申し立てを受け入れたならば、それで紛争は終了します。
そのためにも、なるべく評価の高い、良い店から購入しておくと、トラブル処理がスムーズに運ぶ可能性が高いという事です。
紛争(Dispute)の経緯
いつも通り追跡を確認すると『荷物はキャンセルされました』となっていたので、まずはセラーに状況説明です。
セラーの方から「再送か返金かどうする?」と言われたので、紛争=返金を選択しました。
そして、かなりの長期間に渡って紛争をして、返金という事になりました。
では、スマホ操作の画面で、紛争の流れを見ていきましょう。
追跡画面の確認
青いバーは到着のようになっていますが、2020/6/24『荷物はキャンセルされました』と表示されています。
こちらは、AliExpressが追跡の判断に用いるcainiaoの追跡画面です。
同じ様に、『Canselled』と表記されています。
このような状況の場合、セラーから
ごめんなさい。荷物がキャンセルになりました。
という連絡は、ほとんどのケースで無いとお考え下さい。
気持ちは分かりますが、中国人はそういう民族だと理解して接するしかないです…。
ですので、購入後、自らの確認作業が重要になってきます。
まずはセラーに状況を伝えて反応を見る
例え、どんな状況であっても、いきなり紛争をしかけるのはやめましょう。
何度も言ってますが、AliExpressは日本の通販ではありません。
日本みたく、『お客様は神様です』ではありません。
売り手(セラー)と買い手(ユーザー)は対等です。
はぁ?こっちは金払ってんだそ!💢
その気持ち、十分わかりますが、まずはセラーがどういう対応をするのか確かめましょう。
簡単に短文でいいので、例えば、
Dispute OK?
It is broken, so please resend it.
などで大丈夫です。
最初は怒らずに、あっさり聞いてみてください。
中国人は自分達の非はなかなか認めない文化なので、怒ってもこっちが疲れるだけです。
冷静に淡々といきましょう😌
今回は『荷物がキャンセル』となっていたので
Tracking number check please.
と、セラーにメッセージをしました。
この段階でメッセージを見てくれない、返事をくれないようなら、それはもう、紛争してもゴネるサインと思って下さい。
ある程度モラルのあるセラーなら、無視はしませんからね。
なぜこのような事をするのか…。
・ 紛争した場合に、セラーがどういう対応をするかの事前調査
・ 紛争せずに再発送してくれたらベスト
この2点を確認しておきましょう。
そして、メッセージで紛争する旨を伝え、再発送するなら紛争しない旨も伝え、それでも無視したり、言い訳がましい態度をしているようであれば、紛争しましょう。
また、紛争(Dispute)に不安がある方は、先にAliExpressのオペレーターに相談するのもありです。
紛争(Dispute)をする
今回はセラーの方から「再送か返金かどうする?」と言われたので、紛争(返金)をしました。
理解がある店舗で対応が早いと思いましたが、気をつけるべきポイントは、
という事です。
『払い戻しのみ』を選択します。
商品は受け取っていないので『いいえ』を選択します。
⬇
次に、紛争原因を選択しましょう。
今回、私は第一項目は、『物流問題』を選択しました。
自分の状況が、どれにあてはまるか確認してください。
⬇
今回、私は第二項目は、『追跡情報ありません』を選択しました。
自分の状況が、どれにあてはまるか確認してください。
今回は、『荷物がキャンセル』となっていたので、『パッケージはもう配送会社より売り手に返送されました』でも良かったと思います。
しかし、返送されているなら『Return』と追跡画面に表示されるのが一般的なので、そもそも発送していないのでは…と思い、『追跡情報ありません』を選択しました。
あとは、返金の金額と、紛争理由、証拠となる追跡画面のスクショをアップして提出です。
紛争中のセラーの対応
紛争前に「追跡番号を確認して下さい」とセラーにメッセージをしています。
その後の反応です。
白い方がセラー、青い方が私です。
私の英語自体はヘンテコかもしれませんが、意思は伝わってます😅
今回の紛争は、セラーが一見、物分りが良さそうな感じなのに長期の紛争になりました。
日付を表記するので着目して頂きたいです。
2020/6/9に支払いを済ませています。
セラー
2020/7/13
私
セラー
再度注文することを歓迎します。
私
2020/7/17
てっきりセラーが異議申し立てを受理すると思っていたものの、何もアクションがないので、数日後に「早く受け入れて下さい」と進言しています。
⬇
セラー
2020/7/18
私
2020/8/9
もう、この辺りから、憂鬱です…。
わりと良い評価の店舗から購入したのに、残念な感じです。
⬇
セラー
2020/8/10
結局、セラーは私の異議申し立てを受理せず、AliExpressの介入となりました。
AliExpressが介入すると長引く可能性が高くなるので、セラーの受理で済ませたかったですし、そもそもセラーが受理する感じを匂わせていたのに、これで、もう戦闘モードです。
戦闘モードと言っても、商品未着なので返金されないことへの心配は無かったです。
しかし、わざわざ紛争を長引かせるような対処をしたセラーには残念な思いです。
※ 私はAliExpressが嫌いなわけじゃないですよ😅
⬇
セラー
2020/9/29
私
セラー
7月13日に紛争を了解したのに、9月29日に「紛争できますか?」と言ってきてます…。
この堂々巡り作戦もセラーの常套手段です。
これは、イライラさせて紛争を諦めさせるパターンです。
気にせず、淡々と進めましょう😅
この後できることは、AliExpressへ商品が未着であることの証拠提出を重ねるぐらいしかやることはありません。
⬇
セラー
2020/10/13
これがセラーからの最後のメッセージです。
そして、11月20日にAliExpressの判定が終わり、全額返金となり終了です。
6月9日に支払いをして、7月12日に紛争を起こして、11月20日に紛争が完結。
長い!
通常はここまで長期になることは稀です。
私は基本的に、紛争はなるべくしたくありません。
結果的に返金されてよかったですが、紛争は疲れます…。
紛争(Dispute)の結果
紛争が終了した後の、注文の詳細の画面です。
①『紛争は終了しました』の内容を確認する
紛争履歴の画面
わかりやすくパソコン画面で解説します。
特筆すべき点は、セラーは発送後に、全くアクションを起こしていません。
最初からAliExpressに判断を委ねるつもりだったと予想できます。
もしくは、紛争中に商品の再発送をして、事なきを得ようとしていたかもしれません。
いずれにせよ、不毛なメッセージのやり取りも含め、無駄に時間稼ぎをしていたように思えます。
AliExpressの判定詳細
AliExpressの判定の詳細ですが、特に難しいことは書かれていないので目を通す程度で良いと思います。
和訳
注文に関する問題 | AEからの判断 | 無効な理由 |
---|---|---|
追跡情報がありません | 有効 | – |
パッケージ情報 | ||
---|---|---|
AliExpressの配送 | PR000000000YP | 見つかりません |
注意:通常、購入者は3〜20営業日以内に払い戻しを受け取ります。
私が提供したサービスについてのフィードバックを提供するために、数分を割いてください。私たちは一貫してパフォーマンスの向上に努めており、フィードバック評価はパフォーマンスをさらに評価するのに役立ちます。
ご協力とご支援をいただき、ありがとうございます。AliExpressでお買い物を楽しんでいただければ幸いです。何卒ご理解とご協力を賜りますようお願い申し上げます。
②『返金の情報』の内容を確認する
AliExpressの公式マニュアル
AliExpressからの返金は3〜20日の間に処理されます。
これは、購入者(あなた)の支払ったカードに対しての処理であり、カード会社から購入者(あなた)への処理ではありません。
カード会社からの返金は、カード会社の締日、支払い日などにより変わってきます。
遅いカード会社だと、2〜3ヶ月かかることも少なくありません。
「返金が遅いな」と感じたら、AliExpressよりカード会社へ問い合わせしましょう。
メールの確認
AliExpressからの、バイヤープロテクション期間終了のメールです。9月11日
⬇
AliExpressからの紛争解決(紛争終了)のメールです。11月20日
AliExpressのマニュアルでは、紛争をするなら、バイヤープロテクション期間終了から15日以内が最終期限です。
今回は『荷物がキャンセル』だったので、バイヤープロテクション期間終了を待たずして紛争をしましたが、期間終了の9月11日から、約2ヶ月間の審議はなかなか長かったですね。
通常は、これほど長期間になることは稀です。
【 まとめ 】
📌 いきなり紛争(Dispute)してはダメ。まずはセラーと話し合いすることが大切。
📌 商品購入後は、必ず定期的に追跡を確認する。
📌 荷物や郵便事情に明らかに問題があった場合でも、紛争の審議はバイヤープロテクション期間終了後に行われる。
📌 商品未着の場合は、AliExpressの追跡ページにある左下のGOTをタップし、cainiaoの追跡画面をスクショして証拠提出する。
📌 返金が遅いと感じたら、AliExpressではなくカード会社へ問い合わせする。
いかがでしたか?
非常に長期戦の紛争処理の例でしたが、いくつかの要因に気づいて頂けたら幸いです。
・配送の不具合は、セラーから連絡してこない。
・紛争する前にセラーと話し合っていても、すっとぼけるセラーもいる。
セラーのだらだら作戦にまともに付き合うと、神経が摩耗するだけです。
自己主張はしっかりして、あとはAliExpressの判定を待ちましょう。
商品未着の場合の紛争は必ず返金されます。安心して下さい😌